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高齢者のがん治療の現状

最近、同じような記事を目にしました。

抗がん剤効果少ない」との発表 高齢者がん治療方針を転換せよ 拓殖大学学事顧問・渡辺利夫
(こちらのコラムでは、70歳以上がんでは、抗がん剤治療をした場合としなかった場合では、ほとんど生存期間に差が見られず、75歳以上にいたっては抗がん剤治療をしなかった人だけが約3年以上生存しているので、70歳以下の患者の場合も検証を続けてみればどうかという内容です。)

85歳以上・進行期の高齢者がん…「肺」58%、「胃」56%で積極治療せず
(こちらのニュース記事は、高齢では、手術や抗がん剤治療が難しく、半数以上のがん患者が何もしないまま放置しているという内容です。)

どちらも、高齢者のがん患者には、抗がん剤治療などの標準的ながん治療をしても結果はあまり良いとは言えないということです。

これからの高齢者のがんにおいての標準治療の方針を変える必要があるのではないかと提示されています。

高齢の方のがん治療放置の理由は、大きく2つあります。

一つ目は、高齢のがん患者さんの多くは高血圧や糖尿病など持病をお持ち方も多いため、がんの標準治療を受けることができないこと。

二つ目は、高齢のために体力が弱く、大きな手術や、抗がん剤治療に耐えることができないこと。

この理由は高齢の方に多いかもしれませんが、高齢でない方でも同じような理由で、がんの標準治療が不向きな方もいらっしゃると思います。

そういった方は「がんになってしまったら、ただ放置するのか?」
そんなことは、誰だってしたくないと思います。

回復に向けて少しでも何か治療したいですよね。
大切な家族ががんになったなら、何もしないでただ放置するなんてことを受け入れられません。

これから、病院はどのようながん治療の基準を作っていくのかはわかりませんが、確かに高齢の方のように体力もないがん患者に大きな手術をしたり、抗がん剤を投与する治療は、より患者さんの元気をなくす方向にも思えます。

元気をできるだけ保持させたまま、がんと闘っていくことも一つの方法ではないかと思います。

その一つの治療方法として、漢方薬治療も有効です。

毎日、具体的な治療もなしに、がんとただ戦うだけではなく、漢方薬の力を借りて体の調子を整え、少しでも体力アップできることで日々の生活の質を上げることができ、少しずつ食事の質も良くなり、運動もできるようになっていけば、元気も取り戻せるかもしれません。

何もしない治療の選択しかないのではなくて、漢方薬でなら積極的な治療もできることをお伝えしたかったのです。

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