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病気の原因とは?老化と病気は同じ延長線上にあります

40歳を超えてくるとだんだんと「老化には勝てないなぁ」と感じることってありませんか?

私もそうですが、昔はすぐに治っていたような風邪でも、なかなか良くならず長引いてしまったり、若い頃は湿疹が出ても、少し休んだり、食べ物を控えたりすれば治っていたものが、なぜか悪い方向へこじれていったり…と。

正直、これは老化によって、若い時より治りにくくなっているのです。

そして、このこじれた状態が続くといわゆる病気という状態になります。

ある程度の年齢の病気の原因は老化

胃もたれ症状が出てきて食欲が落ちてきたり、突然、肩が上がりにくくなったり、痛くなったりする四十肩・五十肩や、耳鳴りの症状なんかも老化が原因の場合が多いです。

このような症状が、20代、30代までの若いうちに起こった場合は、原因は『老化以外の何か』となります。

ですから、若い間は、病気として治療を行うことで症状を改善することができます。

ですが、若い年齢ではなく、年を重ねた際に起こる病気は、老化の延長線上にあるものですので、通常なら、そのまま悪くなっていくことを見守るしかないのです。

病気として捉えるべき症状と、老化を伴う症状は別もの

病院で、病気の原因が『老化によるもの』と診断された場合は、若返る薬、もしくは若返る魔法がなければ治療は難しいですよね。

そんなものは、現代には残念ながらありません。

痛みがあれば、痛み止めの薬であったりと一時的に痛みを緩和する治療くらいしかありません。

どんなものでも通常、古くなって壊れかけたものは新しい部品に交換するか、すべて新品に取り替えるかの選択になります。

ですが、人間の体は、『新しいものと交換するわけにはいかない』ところが悩ましいのです。

若返る薬はどこにもないけれど

もし、老化のスピードを少しでも遅くすることができるとしたら…どうでしょうか。

ただ、老化によって引き起こされる症状を何もできずに、見守るだけではなく、その症状が悪くなるスピードを遅くするための治療ができたとしたら、こんなに嬉しいことはありませんよね。

漢方薬なら、病気を引き起こしている原因である老化のスピードを遅くすることができます。

というか、漢方薬の本来の使い方は、症状を抑えたりすることではなく、その人の体の弱点を補うように漢方薬を選んで、自分の力で治すことが目的なのですね。

老化による症状を漢方薬が助けてくれる

若いうちにはなかった胃もたれ症状が起きることで、日々の食欲が落ちてしまった場合(漢方では『脾虚(ひきょ)』の状態と言います)、漢方薬で補脾といって胃気を補うことで、胃もたれ症状を起きにくくし、食欲が復活してきます。

病院の薬のように胃酸を出させたり、止めたりしているわけではないのですね。

また、耳鳴りなんかも年齢とともに起きやすい症状の一つで、原因は老化によって、が弱くなってくるからです。

これは漢方では『腎虚(じんきょ)』と言い、補腎というを漢方薬で補うことで、耳鳴りの進行を遅くすることができます。

もしかしたら、症状は漢方薬を飲むことで、一時的になくなる場合もありますが、だからと言って完治したわけではなく、老化をおくらせることによって、症状がなくなったと理解すると、とてもわかりやすいかと思います。

人間は、誰しも一日一日を生きることで、死へと近づいています。

言い方がちょっとキツイかもしれないですが、30代をすぎれば、体は毎日少しずつ、壊れていってるのですね。

いつかはやってくる最期の時間を遅らせることができる選択肢として、漢方薬は何千年も昔から受け継がれてきたのです。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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