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40歳を過ぎても出産できるの?(40歳からの自然妊娠)

『40歳を過ぎても出産できます』不可能ではありません。

うちでは、今のところ45歳が自然妊娠の最高年齢です。
(うちに来られる前は体外受精を数度チャレンジしたけれど妊娠せずにうちに来られて、うちでは漢方薬のみで自然妊娠)

ですが、手放しで40歳をすぎても大丈夫!ってわけではなく、いくつか関門を突破しなければならないことは確かです。

40代での出産のリスクは30代と違って、かなり高くなることは避けられません。

自然妊娠を阻む3つの原因

自然妊娠を克服するためには、3つの関門を越えなければいけません。

【第一関門】ご夫婦ともの健康状態。:健康でないと自然妊娠は難しくなります。

【第二関門】ご主人が元気であること。:ご主人の年齢が高いほど、妊娠するのが難しい。(男性の精子にも老化があります)ご主人も若々しさを取り戻す必要があります。

「検査で問題なかった」というのは、妊娠可能な参加資格を得ているだけです。

成功するかどうかとは関係ありません。

【第三関門】:精神も身体も十分に休める。:流産の危険性が高くなるので、妊娠したら、仕事はお休みするくらいの細心の注意が必要です。
(40歳以上では、25%、45歳以上では30%の流産の危険性があります。)

年齢が高い方の場合、よくある最大のリスクはそれまでに通われた不妊治療クリニックのホルモン治療の影響で、ホルモンバランスや体調が崩れてしまっているということです。

人それぞれの体調を整える方法

そういった場合は、うちでは漢方薬でホルモンバランスや崩れた体調を整えることから始めます。

過去に不妊治療を経験され、ホルモン剤によってホルモンバランスが大きく変わってしまわれた方は、本来のホルモンバランスに戻すのに長いと年単位の期間が必要になる場合もあります。

この期間は、体質によって差があり、早いと半年位で整いますが、それが1年なのか2年なのか、それとも3年以上かかってしまうのかはわかりません。

ご相談に来られた時の年齢がすでに40歳を過ぎているとなると、そんな悠長に体質を整えていては、時間がどんどんと過ぎていってしまいます。

ですので、それを考えると自然妊娠はかなり困難になってくるでしょう。

ご相談に来られた時点での年齢と、その時にどれだけ体質がアンバランスになってしまっているかという2つの条件も、年齢が高くなると大きく関わってきてしまいます。

また、妊娠後にも関門はあります。

妊娠後の問題

妊娠したとしても赤ちゃんが育ちにくい場合もあるかもしれません。

もし、つわりでご飯が食べれなくなってしまったりしては、お腹の赤ちゃんに十分な栄養がいきません。

流産の危険性も考えて、通常の妊婦さんと同じような感覚では難しいと思われます。

お母さんになる、あなたの体力があるかどうかも出産には重要なこととなってきます。

何かしらのトラブルで、順調な妊娠生活が送れないようでは、出産への道のりはかなり注意が必要になってくると思われます。

年齢が高くなるという要素がどうしても出産への難関となってしまいます。

もちろん、うちでは妊娠から出産までのサポートもさせていただいています。

陽性反応が出たら、それで終わりではありません。

出産するその日まで、妊婦さんの身体のケアも大切だと考えています。

高齢の出産には、このような難関がたくさんあるという事を把握していただいた上で、その逆境を効率よく跳ね返す方法を考える漢方での不妊治療も1つの方法としてとりいれてみられてはいかがでしょうか?

漢方を通して、赤ちゃんを望まれるご夫婦のお手伝いをさせていただくことができれば幸いです。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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