漢方専門まごころ漢方薬店

体外受精で妊娠できたとしても、育てる場所はあなたの体です!

うちでは、不妊症のご相談でたくさんの方が来られています。

不妊症とは一言で言えば、『妊娠が難しい』ということですが、妊娠できたから、それでいいという話ではありません。

その後、赤ちゃんをお腹の中で、約10ヶ月間、育てて、元気に産むまでが不妊治療の目標であると思っています。

自然妊娠であっても、体外受精であっても、結局は、お腹の中で出産のその日まで赤ちゃんを育てていくことに違いありません。

ですが、体外受精を行うがために、たくさんホルモン剤が投与されます。

これは、出産ではなく目先の妊娠を目的としているからです。

不妊クリニックの目的は、妊娠というより陽性反応ですね。

とにかく妊娠するまで、妊娠だけに焦点をあてる治療が、病院では行われます。

残念ながら体外受精で妊娠陽性反応が出た方でも、その後、「何度か流産された」という方が、ご相談に来られます。

なかなか妊娠ができない。ということは、妊娠した場合は、できるだけ出産できることを目的としなければ、妊娠までのプロセスが意味をなさなくなります。

スタートである妊娠は最も重要なことではありますが、それよりも前に、もし妊娠できたとしたら、赤ちゃんをちゃんと育てていける体であるかということが重要ではないかと思います。

そうすれば、妊娠した後、流産などの心配も少なくなりますよね。

なんだか、病院での不妊治療はこの順番が逆のように思えてなりません。というか、お母さんとなる母体に対しての治療が、ほとんどないのが現状ではないでしょうか。

それどころか妊娠陽性反応までのホルモン治療で体調が悪くなっているのです。

『出産するために妊娠が必要で、妊娠のためにホルモン剤で体調を悪くする』

本末転倒ですね。

女性にとって、なかなか妊娠できないことも辛いですが、妊娠後の流産は大きなショックとなります。

中には、精神的なダメージを受けてしまい、「また妊娠しても流産してしまわないだろうか・・・」と妊娠すること自体が怖くなってしまうという方もいらっしゃいます。

体質によっては、体外受精をされた方がよいと思われる方もいらっしゃいます。

そういった方でも、うちでは、漢方で体のバランスを整えてから、体外受精の治療をされると、妊娠反応も出やすく流産される方も少ないです。

うちで不妊症の相談に来られている方はもちろん漢方薬を飲んでいらっしゃるので、自然と元となる体が整ってくるのだと思います。

すると妊娠後の流産率もおのずと減ってくる結果に。

妊娠とは、結局のところ、ご夫婦二人の体が元になっていますので、『妊娠陽性反応を目的とするのではなく、出産というゴールを先に見据えておかなければならない』のではないかな。と思います。

妊娠陽性反応ばかりを追っていると、お二人のゴールがかえって遠のいてしまうこともあるかもしれません。

ご自身の健康状態に、もし不安を感じていらっしゃるのであれば、漢方でまず体調を整えるというのも一つではないでしょうか。

漢方薬での不妊治療をした場合、妊娠後の不育症の心配はいらないのです!

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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