漢方専門まごころ漢方薬店

漢方と西洋医学をうまく使う方法

漢方と西洋のそれぞれの得意分野

西洋医学と東洋医学は、それぞれ得意分野が違います。
西洋医学で治らないものが漢方で治ったり、漢方で治らなものが西洋医学で治ったり、またどちらの治療も併用することが効果的な場合もあります。
漢方では、外科的なもの得意ではありません。
切れた傷は、外科的に縫ってあげたほうが、早く治ります。
しかし、外科的なものでもケースによっては、あえて手術せずに漢方薬のような内服でよくなることもあります。
初期の子宮筋腫やヘルニア、虫垂炎などは、外科手術せずに漢方でもよい結果が得ることができることもあります。
手術が必要な胆石が数日の漢方薬の服用で後日、レントゲンから消失していたという例もあります。
救急処置も漢方の得意とするところではありません。
しかし、救急処置もケースによっては漢方でも対応できます。
短期間で菌を駆逐することも漢方薬でもできますが、新薬の方が得意でしょう。

西洋医学の内科治療は対処療法が中心

西洋医学は対処療法とよばれるお薬が多いです。
対処療法というのは、お薬を飲んでいる間だけ症状を抑えるものです。
お薬の効果が切れるとまた再び症状が復活します。
降圧剤は飲みつづけなさいと言われている方が多いと思いますが、飲みつづけるのは、お薬をやめると血圧が上がるからです。
外科的なものや病原菌は、原因がはっきりしています。
また人それぞれの体質によって状態が変わるという要素も少ないです。
新薬は、効能効果がはっきりとしていて、体質ごとに効果が変わるということがないので、治療しやすいのです。
急性処置は、症状や病気によりますが、迅速に処置しなければなりません。
その場合、副作用もあるが、効果が強い新薬が得意分野になるのです。

慢性病の原因は人それぞれ

慢性病の治療は、西洋医学はあまり得意ではないのではないかと考えます。
なぜなら、慢性病の原因は例え病名が一緒でも人それぞれだからです。また病気になった期間もそれぞれです。
救急処置や感染症の治療の場合、短期間で済むので、お薬を飲みつづけてもよいですが、慢性病で対処療法のお薬をその場しのぎで飲みつづけないといけないのは辛いです。
漢方は現在、感じている症状にも対処していきますが、基本的には、その人の根本的なバランスの崩れを調整し、おおもとの部分から立て直そうとします。

漢方での慢性病の考え方

また、治療薬に漢方薬を使うことだけが漢方ではなく、自分の体質を知ること、自分の体質にあわせた食事や運動、ストレスの受け止め方を考えて生活していくことが漢方なのです。
漢方がよく根本治療とよばれているのは、総合的にその人をみていくのでそう呼ばれているのです。
体質を無視し個人を無視して全員一律の病名にしては、根本的に対応はできません。
また漢方でも、西洋医学のようにその人の体質を考えず、漢方薬の効果だけを考えて根本治療しようとしても、治すことはできません。

漢方と西洋医学では治療の根本が違う!

西洋医学は、普通では見ることのできない身体の中の状態をみることができます。
漢方では決して身体の中をみることができません。
西洋医学は、身体の中をダイレクトに見れるがゆえに身体の機能を重視しすぎて、総合的な判断が苦手になっている部分があります。
その人の生活環境が与える身体への影響は考えないのですね。
漢方は、外にでているサイン(自覚症状など)を分析して、身体の中の状態を予想、想像します。
身体の中全体、体質を体質を予想しようと思ったら症状だけでなく、生活環境がどのように身体に影響を与えているかという全体的なことも調べる必要があります。
そうすると、自然に病気の原因になっているものもわかり、根本的な治療につながるのです。
しかし、漢方薬で治療を考えていても、身体の中を調べることは大いに役立ちます。

漢方と西洋医学の互いの利点を利用する

西洋医学、東洋医学には、それぞれ、得意、不得意があります。
それぞれの得意、不得意を理解し使い分けるのがよいでしょう。
病院で検査をすれば、はっきりとした原因があれば検査によって見つかります。
はっきりとした原因がなければ、大きな病気の心配をしないで済みますし、漢方で体質を考えていけばよいのです。
救急の処置の場合は、まずは、新薬で治療するのがよいでしょう。
慢性病の場合、病院のお薬を新薬を一定期間、飲みつづけてもよくならなければ、一度、処方された先生にどれくらいの期間でどうなっていくのか、今後の方針をお聞きすればよいです。
同じ薬を飲みつづけなければならないのであれば、漢方薬で体質から考え治してみるのです。
また慢性病の場合は、念のため病院で検査だけをしてみて、はっきりとした原因がなく、お医者さんの処方にも明確な方針がなければ、いきなり漢方薬からはじめてみるか、併用していくのも1つの方法かもしれません。
西洋医学にしても東洋医学にしても重要なのは、処方する先生の方針が明確かどうかです。
マニュアルに沿っているだけの治療や先生が自信を持っていない治療は、あっちこっちに迷走し患者さんも振り回されるだけです。
病院では、「先生に質問しずらい」という意見もよく聞きます。
病は人間がなるものです。機械などの客観的な検査だけではわからない部分がたくさんあります。
質問しずらい環境をつくっていること自体、よい治療から遠ざかっていると思います。
患者さん側でも、処方していただける先生に病気をどう解釈し、今後どう治療していこうと考えているのか、自分が納得いくまでわからないことは質問し、しっかりと話し合い、その上で、西洋医学、東洋医学を効果的に使い分けたりあわせたりしていくことがよいでしょう。
医学は専門用語が多く、専門的知識がないと理解しずらい部分がありますが、本当に自分で理解している人は、小学生の子にでもわかるように説明できます。
説明できないのは、説明する人が本などの受け売りで、自分の考えではないからです。
不妊症やアトピーは、特に慢性的な影響が強い病です。
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