漢方専門まごころ漢方薬店

子宝で有名な漢方薬局は未だにタンポポ茶

子宝相談(不妊のご相談)をしているという漢方薬局は全国にたくさんあります。

子宝相談でとても有名な漢方薬局にありがちな相談スタイルとして「基礎体温のパターンをいくつかに分けて説明し、あなたの体質はどのタイプ?」と判断し、個人的に個別に相談されているかのようなところが多いです。

基礎体温だけでなく、舌診(ぜっしん:舌の状態を見て体質を判断する)で舌の状態もパターン化して、いくつかの体質に当てはめるという方法をされているところもあります。

しかし、残念なことに体質を簡単なパターン化にできるほど、私たちの体はシンプルではありません。
ものすご〜く複雑で、ココとココは、このタイプにあてはまるけど、この部分は全く反対のタイプになってしまうなど、パターン化しようとすると矛盾だらけになってしまい、最終的には「私ってどれにもあてはまるし、どれにもあてはまらない!」となり、こんなタイプ別体質って女性雑誌の占いレベルになるのが悲しい現実です。

また、基礎体温は不妊治療クリニックにも通っている場合など、ホルモン剤の服用によって、その影響が基礎体温に出る方と出ない方がいます。もし、ホルモン剤の影響で本来の基礎体温と違うパターンになっていたら、どのように判断するのかというのも漢方薬を選ぶ上で、とても重要なポイントとなってきます。
人工のホルモン剤の影響は、思っているよりも大きく、その方の体質とは全く別のものとなってしまうからです。

パターン化をして体質判断をされていると聞くと、自分だけの個別相談をしてもらっているような「気分」にはなりますが、そういった薬局の患者さんの体験談を見たら、タンポポ茶、おたね人参、バランスターZなど、本来の漢方薬は何も飲んでいなくて、漢方風健康食品(サプリメント)をいくつも飲まれているようですね。

もちろん、そのおかげで赤ちゃんを授かることができたというお話なので、漢方風健康食品がよくないと言いたいわけではないのですが、そもそも、個別に体質(漢方でいうところの証)を分析判断して、子宝相談するという宣伝文句と、その結果(おそまつすぎる・・・)があまりにも違い過ぎるので、本当に漢方薬局なのかしら?と思ってしまいます。

誰にでも、だいたい同じような漢方風健康食品を勧めるんだったら、体質をパターン化して相談するのは、個別に相談をしている「フリ」をしているだけになるような・・・

だって、漢方風健康食品は、個々の方の証(しょう:体質)なんて全く関係なく飲めるようにメーカーで作られているんですから。

ある意味、化粧品なんかにあるような、「一度使ってみて、アレルギーなどが出る場合はお止めください。」という注意がある程度が健康食品なので、体質に対しては「飲んで、体に合わなかったらやめてください。」という判断基準しかないですもんね。

漢方風健康食品は「薬品」ではないのです。別に薬品を扱える資格を持った人でなくても販売できるものですので、本当の漢方薬とは大きく違います。

今、お手元に漢方薬局で相談して、勧められた商品がありますか?
その箱の表示を一度、見てみてください。
漢方薬を出してもらったと思って飲んでいるものの表示が、もしかしたら、『加工食品』となっているかも知れません。

今は、なんでもインターネットで買い物ができる時代です。
ホームページ上や看板、チラシ等では、「個別に相談します!」と宣伝しながら、実際に相談しながら勧められたものとWebショップの相談しないでカートだけで買えるものが同じ健康食品だった!というケースはたくさんあります。
それって、体質なんて実は全然見てない!ってことですよね。
それでは漢方はできません。

もし、漢方薬で治療を始めようと思われたら、個別相談の漢方薬局となっていたとしても、必ずしもちゃんと体質を判断して、合う漢方薬を選んでくれているところばかりではないので、ご相談される前にしっかり、Web等でチェックしてくださいね。

簡単なチェックポイントとしては、ショッピングカートのついたWebショップと繋がっていないかどうかです。今はスマホで簡単に調べることもできますもんね。(^_^)

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