漢方専門まごころ漢方薬店

自分だけがどうして疲れやすいのか

年齢を重ねるにつれ、頑張っても頑張りきれない日ってありませんか?

気持ちは頑張りたくても、「体が思うように動かない」「とにかく疲れる」と。

昔はこんなじゃなかったと思う日がありませんか。

だからって、どこか病気になったのかと疑うけれど、実際は持病もないし、毎年の健康診断でもどの項目にも問題がない。

だけど、同じように行動していても、自分だけがなんだか周りの人より疲れやすいように感じたりするのは、どうしてなのかと疑問に思うことはありませんか。

「病気」か「健康」か、どっちかだけはない

30代、40代、50代と年齢を重ねていくにつれて、体は以前のように思うようにはだんだん動かなくなっていきます。

これは、正直どうしようもない自然の流れです。

ですが、どう考えても周り人に比べると自分はすぐに疲れるたり、調子が悪くなることが多いなぁ。と感じたりすると、

絶対に何かの『病気』と考えて思い悩むかもしれません。

ですが、病院で調べても「病気」でもなく、検査をしても何も出てこないということが普通にあります。

体は、「病気」か「健康」の2つだけではなく、その間の状態もあります。

西洋医学の理論からいけば、病気にさえならなければ、健康な状態でいられると思いがちですが、体質的に弱い人は、何かの病気がなくても、体の調子が悪くなったり、疲れがとれなかったりし、どこかで取り返しのつかない病気になる可能性もあります。

だれでも持って生まれた体質がある

生まれつき運動神経のいい人、音楽センスのある人、お酒に強い人など、人それぞれ個人差があるように、体質も人それぞれです。

漢方的に言うと、「肝」が弱いひと、「心」が弱い人、「腎」が弱い人、「脾」が弱い人、「肺」が弱い人もいるのが当たり前です。

私なんかは「腎」が弱く、夕方になると足がむくみます。

それが、年々ひどくなるのが、自分でもよくわかります。

ですが、健康診断で尿の検査は何にも出ないのです。

また、「腎」が弱くなると体の回復力が落ちてきますので、休んだとしても回復が十分にできなくなってきます。

徐々に疲れを回復できなくなってくることをいわゆる『老化』と言います。

私と同じように生まれもって「腎」が弱い人は、40歳を超えてくると、かなり疲れやすくなるのではないでしょうか。

自分の体質を知ってメンテナンスを

若い時は、風邪なんてほとんど引かなかったのに、最近よく風邪を引きやすくなったと感じたり、食欲が年々落ちてきたと感じたり、なんだか今まで通りにいかないと感じられたら、これからは、上手に体のメンテナンスをしていくことをおすすめします。

メンテナンスをすることで、体の調子の悪さを感じる『老化』のスピードをゆるめることができます。

そして、本当の『病気』になって手遅れになってしまわないようにするためにとても大切なことです。

ご自分の体質を知ることによって、体の弱点を補うように生活スタイルを見直してみませんか。

当店では体質判断から、どんなことに気をつけたら良いか、どんな食べ物を食べるのがいいのかなど、漢方薬以外のアドバイスもさせていただきますので、なんでも聞いてくださいね。

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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