漢方専門まごころ漢方薬店

咳に良い食べもの

新型コロナ肺炎はまだまだ終息しそうにないですね。

毎日の健康管理、皆さんものすごく気をつけていらっしゃると思います。

毎朝、検温してからの出勤が日課になっている方も多いのではないかと思います。

ただ、発熱はしていていないけれど、なんだか喉がイガイガするし、なんか咳も時々でるなぁ〜という方に、咳によい食べ物をご紹介したいと思います。

漢方的観点より、咳によい食材

それでは食材の紹介です。

◎ だいこん

  • 寒気からの風邪を回復させる
    • 痰の出をよくして、消化を促します

    (食べ方)
    「だいこん おろし」:焼き魚に添えたり、ジャコ(小魚)と一緒に和えてポン酢をかけるのが、簡単です。

    「だいこんの煮物」:ちくわや鶏肉などと一緒に煮る。

    「だいこんサラダ」:細切りに切って、ドレッシングで和えるだけ。

    ★生で食べても、火を通してもどちらも咳に良いので、1品はだいこん料理を加えてみてくださいね。

    ◎ こまつな

  • 体内の余分な熱を収めて、イライラを解消します
  • (食べ方)
    「こまつなと油揚げの炒め煮」:こまつなをゴマ油でさっと炒めて、油揚げを加え、だし汁と薄口しょうゆを入れて少し煮る。

    「こまつな炒め」:こまつなを油で炒めて、塩で味つけするだけ。メイン料理の添えに。

    『こまつな』は、熱に弱い栄養素が豊富のため、手早く炒めるようにしましょう。
    食べ残しを時間が経ってから食べるのはやめた方がいいので、料理をしたら、作った当日に食べるようにしてください。

    ◎ しょうが

  • 寒気を追い払い、風邪に効果がある
  • 肺の機能を高、咳を止める
  • (食べ方)
    「ぶた肉のしょうが焼き」:しょうがを千切りにして、ぶた肉と調味料(酒・みりん・しょうゆ)といっしょにあわせて、味がついたらフライパンで焼きます。

    ★しょうがは、酢、塩、蜂蜜、味噌と相性が良いので、いろんな料理に加えてみてはいかがでしょうか。

    ◎ ごま・くるみ・ピーナッツ

  • ごまは、肝と腎の機能を高めるので、体のベースを元気にします
  • くるみは、肺の機能を高め、気の不足より起こる喘息を解消します
  • ピーナッツは、肺を潤し、空咳を解消します
  • 〜注意〜
    ☆しょうがは、皮膚病のある方は控えめに。

    ☆ピーナッツは、胃の弱い方は控えめに。

    ☆だいこん、こまつな、ごま、くるみは、下痢気味な方は控えめに。

    東洋医学の知識を今こそ活用しましょう

    東洋医学の知識を存分に生かして、日本人ならではの対策で、新型コロナに負けないようにしましょう。

    やはり、どんな時も体を作るための食べ物は大切です。

    自粛している今だからこそ、ご自宅で体によい食事を作ってしっかり食べる事も、新型コロナ対策の一つではないかと私は思います。

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    【引用先及び参考図書・Webサイト】
    ◯ 医心方:出版科学総合研究所
    ◯ 東方栄養新書:メディカルユーコン
    ◯ 中医薬膳学:東洋学術出版社
    ◯ 薬膳素材辞典:源草社
    ◯ 食養生の知恵 薬膳食典食物性味表:日本中医学院
    ◯ 薬膳と漢方の食材小事典:日本文芸社
    ◯ 素問:たにぐち書店

    ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

    ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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