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はちみつは乳児には危険(ネットは嘘だらけ)

蜂蜜にボツリヌス菌 男児死亡で改めて注意喚起「1歳未満の乳児に与えないように」

↑こちらのニュースはちょっと信じられないニュースです。

「乳児ボツリヌス症で30以上の発症例が報告されているが、死亡例は初めて。」とのこと。

この男の子は、1日2回、市販のジュースに蜂蜜を混ぜたものを飲んでいたため、生後5カ月だった2月時にけいれんや呼吸不全などの症状が出て入院しました。

赤ちゃんは、なんでも食べられるわけではありません

生後5ヶ月なんて、まだ離乳食もスタートするかどうかの月齢です。

蜂蜜を乳児に食べさせてはいけないという知識以前の問題で、市販のジュースを5ヶ月の月齢で、毎日2回飲ましていることがびっくりでした。

ジュースなら、ミルクや母乳に比べて甘いはずなのに、わざわざ蜂蜜を混ぜるというのも理解しがたいです。

蜂蜜を食べさせても良いのは、少なくても1歳を過ぎてから。

もし、アレルギー体質かもしれない場合は、食べさせないようにすることが重要です。

情報はたくさんあるが本当の情報は取り込めない

昔はほっといていても、こういった情報は身近なお婆さんなどが教えてくれたりしたものです。

赤ちゃんが生まれたとなると、悪く言えばおせっかいなくらい、いろんなことを頼んでいなくても言ってくれます。

最近は、そんなふうに言ってくれる人も少なくなったのではないでしょうか?

しかし、今は情報は山のようにあり、ネットで手軽に誰でもアクセスできるのですが、実は『自分自身が、その情報が本当だ』と判断できなければ、信頼性の高い情報が手に入りません。

今回の事件で、離乳食に蜂蜜を使ったレシピがネット上で公開されていたこともわかったようです。

残念ながら、この情報は、人によっては『蜂蜜を乳児が食べても良い』という理解につながります。

役立つ情報は多いようで実は少ない

今回の蜂蜜だけでなく、他のことであっても信頼性のある情報を掴み取ることは、『その情報を良いか悪いかを判断するだけの能力』が必要です。
(例えば、情報の出処がどういったところなのか?など)

便利で手軽になった現代の危険性がこういったところに現れているように思います。

ネットはとても便利ですが、初めての子育てには、かなり慎重になっていただきたいと思います。

うちにも、病気の相談で、ご自分の病気について調べられて、「ネットでこんなことを見たのですが、本当ですか?」という質問をしょっちゅうされます。

ネットにサイトで情報を出しているお店の中には、『商品を売りたいがための都合の良いウソのような内容』であったり、『専門家から見たら明らかにウソの漢方薬や東洋医学の知識』であったりすることが多々あります。

初めての子育てで、わからないことや、初めてのことをする場合は、かならず、実績のある子育ての専門家に聞いてみましょう。

近くの保育園や市などの子育て支援課などに訪れたり、電話で問い合わせたら教えてくれます。

あわせて、子育て経験のあるお友達や近所の方にも何人か聞いてみると、正しい情報に行き着きやすくなるのではないでしょうか。

それが、今の時代において、我が子を守る唯一の方法ではないでしょうか。

絶対にネットの情報だけを鵜呑みにしないでくださいね。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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