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乳腺炎は赤ちゃんをピンチに!

皆さんは、どんなお正月を過ごされましたでしょうか。

今年は雪がちらついたりと例年より寒かったですね。(^-^*)

体調など、崩されていませんか。

今年も可愛い赤ちゃんの写真入り年賀状をいただき、嬉しい気分でいっぱいです。

年末やお正月にかけて、色々とおいしいごちそうを食べる機会があったことと思います。私も普段は食べないようなごちそうをいっぱい食べ過ぎてしまいました。(-ω-;)

もしかして授乳中のお母さんは、ごちそうのおかげで突然、乳腺炎(にゅうせんえん)などのトラブルになってはいませんか?

母乳で赤ちゃんを育てていると、急性乳腺炎になる場合があります。おっぱいにしこりができ、いくらしぼってもお乳が出ません。かなりの痛さです。

乳腺炎は、赤ちゃんの食糧源を断つことと一緒です。
だからこそ、乳腺炎には気をつけたいものです。
乳腺炎の原因は、脂っこいものを食べるとなってしまうと言われています。

ケーキなどの洋菓子や、霜降り牛肉なんかも要注意です。
私も子育て期は、基本的に和食中心、野菜中心の食事をしていましたが、ある日お祝いごとでいただいた生クリームのケーキを食べたら乳腺炎になってしまい、片方のお乳が出なくなってしまいました。

義母のアドバイスで、おっぱいをあっためて少しずつマッサージをくり返すうちにだんだんとお乳が出るようになってきましたが、パンパンに張ったおっぱいをマッサージするのが、ものすごく痛くて辛かったのを思い出します。

また、日々の子育てに追われ、体力的にも大変な時や時間に余裕がなく、おっぱいマッサージがしっかりできてない時なども乳腺炎になりやすいかもしれません。
食事にも気を使っているのに、定期的に乳腺炎になる時は疲れも原因になっている場合もあるようです。

そんなときには、昔から漢方では『蒲公英(ほこうえい)湯』で乳腺炎を治します。
『蒲公英(ほこうえい)』とはタンポポのお花です。漢方では、タンポポの花と根、葉っぱの部分すべてを乾燥したものを指します。

漢方で、ややこしいのは、薬によって葉っぱの部分だけを生薬として使用したり、根っこの部分だけを使用しますが、ほこうえい湯はタンポポの根まで全部使ったもののことをいいます。
タンポポの一部だけを使ったものは漢方薬ではありません。

飲み方は、 煎じて飲みますので味は苦いですが、赤ちゃんのピンチにはぜひ『ほこうえい』を。
自然薬ですので、安心して授乳もできますよ。

とは言っても「煎じ薬はどうも苦手だ!」という方は、いつでもご相談くださいませ。煎じじゃない漢方薬でも体質に合わせて授乳できるようになりますよ。

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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