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母乳と人工乳の違い

なぜ、赤ちゃんにとって、母乳がいいのでしょうか?

どの育児書を開いても「母乳が最もいい」というようなことが書かれています。

母乳の素晴らしさを理解することで、母乳育児をする上で起きるさまざまな問題や困難を乗り越える力になるのではないかな。と思います。

では、母乳の素晴らしさをご紹介しますね(⌒▽⌒)

1. どのお母さんをとっても同じ母乳はありません。

赤ちゃんにとって、お母さんの母乳が特別であり、何よりも赤ちゃんの体質にピッタリと合ったものなのです。

2. 初乳(出産直後から4日目ごろまでに出る母乳)は、普通の母乳の約10〜20倍、免疫的な価値が非常に高いのです。

母乳の免疫作用とは、赤ちゃんの腸粘膜に広がり、細菌やウイルス、アレルギーの原因となる異種タンパクが腸から侵入できないようにします。

赤ちゃんが生まれて最初に受ける予防注射の役割を果たすので、初乳は、とっても大切ですよね。

3. 母乳の脂肪分は赤ちゃんの成長につれて、自動的に変化をします。6ヶ月頃を過ぎると低脂肪乳に。

その後、赤ちゃんが急速に大きくなるにつれ、より大きなエネルギーの必要性に合わせ脂肪分が再び増えます。

赤ちゃんの成長に合わせ適性な母乳に変化できるのです。お母さんの母乳ならではですね。

この3つのポイントは、どうやっても人工乳では代わりはできないですよね。

もちろん、この3つだけではなく、母乳はお母さんと赤ちゃんに両方にとって良いことがいっぱいあります。

人工乳で赤ちゃんを育てるということは、大人に言い換えるなら、毎日の食事をウイダーインゼリーにするのと同じような感じです。

もしも、毎日がウイダーインゼリーだとした…

これは、しんどいですよね。

母乳で育った赤ちゃんは、人工乳で育った赤ちゃんより病気にかかりにくく、治りも早いと言われるのも納得できます。

もし、お母さんが病気であったり健康でない場合には、薬を服用せざるをえないですし、母乳が赤ちゃんにとっていいものでなくなくってしまう危険性もあります。

赤ちゃんを産む前に、お母さんになる体をしっかり整えることが、出産後に起こり得るいろんな問題を回避する1番の近道ではないかなぁ。と思います。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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