漢方の名医に必要な条件はコミュニケーションスキル
漢方に必要なコミュニケーションスキル
病院での治療は、漢方と比べると化学的で客観的です。
漢方では、体質を解明して、その体質に合わせて漢方薬を選ぶので、西洋医学の客観的な検査ではなく、患者さんの自覚症状から体質を分析していきます。
治療の成功の鍵は、患者さんの『自覚症状』や『どんな風に悩んでいるか?』を聞いていくことが、最も重要になります。
つまり、漢方の場合は特に自覚症状を知ることがカギとなりますので、『患者さんにいろいろな事を話してもらう』コミュニケーションスキルが必要です。
普通は、初対面の人にあれやこれやと正直に何もかもを話せる人はいません。
中には、病院、お医者さんというだけで緊張する人もいると思います。
患者さんが、リラックスできずに思うように話せなかった場合、漢方では、自覚症状を間違って解釈してしまいます。
先生が、自覚症状を間違って解釈するということは、体質を間違って判断するので、選ぶ漢方薬も間違って選んでしまいます。
体質にあわない漢方薬だと何の変化もでないかもしれません。
また、漢方薬の副作用は、体質に合ってない漢方薬を飲むと起こります。
ですから、漢方の腕も重要ですが、それ以上に相性、コミュニケーションが重要です。
ここでつまづいたら、元も子もないのです。
コミュニケーションには話しやすい空間も必要
話しやすい空間、話しやすい先生、話しやすいゆったりとした時間。
次の患者さんがズラリと部屋の前で待っていては、それが実現できるとは思えません。
先生も患者さんも、次の患者さんのことを考えてしまいますよね。
人は初対面で会った瞬間になんらかの印象を持ちます。
「あ~嫌だな」「やさしそうな先生だな」「なんか緊張するな」「気づいたら、いろいろ話してるな」などなど。
患者さんの自覚症状から本当の体質を知ろうと思ったら、よい関係でないと成り立ちません。
漢方は、一般的には、詳しく知られていません。
それだけにいろいろな疑問や不安があるでしょう。
そういった場合、自分からいろいろと質問しないといけません。
質問しずらかったり、また先生が質問を受け付けない態度だったり…
これでは、漢方においては治療は絶対にうまくいかないのです。
だから、『あなたと漢方の先生との相性』は、かなり重要だということを知っておいてください。
「なんか、相談に行くのが嫌だ」「話しているとだんだん不快な気分になる」「質問をそらす」「モヤモヤした答えしか返ってこない」
漢方に限らず、僕が病院に行った時に感じることです。
こんなコミュニケーションスキルでは、漢方治療以前の問題になってしまいます。
だって、検査すら、まともにできないのと同じですので。
せっかく漢方薬を飲んでいても台無しです。
この先生、「コミュニケーション下手だな」「居心地が悪い」と思った時は、サッサと違う先生に変えて、相談にいってみるのもよいかもしれません。
★当店では、しっかり全身の状態をみて、あなただけの体質を判断して、最適な漢方薬をお選びします。
大阪在住でない遠方の方でもネット漢方相談、電話漢方相談を行なっています。お店に来れない方もぜひ、ご相談ください。
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