漢方専門まごころ漢方薬店

検査で異常ナシと言われても足の痛みはありますよ!

こんな経験って、ありませんか?

止まらない咳とか、頭痛とか、明らかに体に異常があって、その原因を知りたくて、病院に行ったけれど、結局、何もわからなかったという経験。

私もめったなことで病院へ行くことはないので、他の方と比べて経験は少ないはずなのですが、それでも、そういった経験が数回あります。

そんな時にいつも思うのが、検査や診察をしてもらって、どこも悪いところが見つからず、お医者さん自身も原因がわかっていないのに『とりあえず薬を出しときますね。』という展開に最後なるのは、どうしてかな。と疑問が残ります。

うちに来られる患者さんは、こういった経験がたくさんおありなので、いろいろお話を聞くことがあります。
今回は、あるご経験談をご紹介します。

もしかしたら、みなさんのご経験と同じようなところがあるかもしれませんね。

検査では異常なしとの診断に疑問あり

膨らんだ足の腫れ:

【症状】
右足のふくらはぎの一部が腫れて、紫色になっている。

長く歩いたり、階段で痛みが起こる。

【病院での検査】
エコー検査でじっくり診察の上、結果は異常なし。

医者が言う原因はなんと、『老化』『誰でも歳をとると誰でもこうなる』という診断に。

誰でもこうなるというのは、『どういう意味なのか。』と思いません?

周りの同じ年代の方は誰一人なっていないのに、誰でもはおかしいなと思われたそうです。

誰でも老化でそうなるのなら、エコー検査は必要なかったんじゃないかと思うのですが…

なんで、検査したのでしょうか。

そして、原因がわからない上に、特に痛みを訴えてもいないのに、処方されたのは痛み止めの薬とのこと。

患者さんの体の異常が知りたい気持ちに対しては、全く返答のない診察や必要としていない薬の処方は、一体誰のためになのでしょうか。

検査は意外と頼りない

病院では、検査をしますが、あれって、病気の原因を見つけるための一部の方法なのですよね。

足が痛くなるのは、それこそ、いろいろな原因があって、それがかならずしも骨が折れてたりするわけではないのです。

そして、レントゲンやエコーの検査でわかることなんて、実はたかが知れています。

これらの検査って、実は、微妙に悪い部分なんか、見つけられないって知っていました?

極端でわかりやすい状態だったら、検査でもわかりますが、その場合は、体の外側も大変な状態になってたりするので、素人の人でもわかったりするのですよね。

なぜ、検査だけに頼るの?

お医者さんは、検査に頼りすぎだと思います。

一部のことしかわからないのに、まるで検査だけで病気の原因がわかるかのように。

でも、病気の原因ってかならずしも、検査で出ないのです。

検査でわかるのは、壊れた状態がわかるだけなので、お医者さんは、検査だけでなく、もっと、病気になったきっかけになったことや、最近の生活の状態や生活の環境、食べ物や運動のことなど、体に関わる全てのことを調べて、考えたほうがいいですよ。

『検査で異常はないけれど、症状がある』なんて状態は、しょっちゅうあると思います。

症状があるのは現実なのだから、『検査だけではわからない部分があるのだな』と考えつかないのが不思議です。

漢方薬でふくらはぎの紫色はなくなりました

漢方的な原因は、肝熱の瘀血(肝臓が主因で血の巡りが悪くなる)。

それに対応する漢方薬は駆瘀血剤(おけつざい)という血の熱をしずめて巡りを促すもの。

その漢方薬を飲むことで、ふくらはぎの紫色がなくなり、痛みもなくなりました。

本当の原因は、血の巡りが悪くなったことで、それを漢方薬を飲むことで改善されたのです。

そして、血管が潰れて血の巡りが悪くなったわけではないので、当然、エコーなんかには出なかったのです。

症状は、体の下部分のふくらはぎに見られましたが、原因は肝臓による血の巡りだったんですね。

人の体は、症状が出ている部分に原因があるわけではないのですね。

病院にわざわざ行って検査までしているのだから、本当なら何かしらの原因を追求してもらいたいですが、エコーで見つかる範囲での異常がなかったということがわかっただけ良かったと思うしかありませんね。

『私は検査でしか原因を追求できません。検査の結果からだと私には原因はわかりませんでした』と言って、診察代を返してくれたら、疑問に思わなくてもいいのですけれど。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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