漢方専門まごころ漢方薬店

薬がなかなかやめられないそのわけとは

どうしても、かゆくてかゆくて仕方ない時に、病院の薬(ステロイド剤など)を飲んだり、塗ったりして、そのかゆみがおさまった経験をしたとします。

また、次に同じ症状が出たら、そのかゆみをおさえるために同じように、その薬を飲みますよね。

その症状が一過性の場合なら、数回同じように薬を飲んで対処すれば問題ないのですが、これが、慢性化した場合、『同じように病院の薬を飲むだけで果たしていいのか?』と思うことってありませんか。

いつのまにやら、ドラックストアで、買った同じお薬を常備していたり、病院に通い続けて、同じお薬を飲んだり、塗ったりしていませんか?

確かに、病院の薬は飲んでいる間、塗っている間は、かゆみをおさえたり、痛みを止めたりと、症状に対して効いているのがよくわかります。

でもそれって、知らない間に常習化していたりするんですよね。

こうなると薬がなかったら、困りますよね。

気がついたら、『もうすでに薬を手放せない状態』になっていることがあります。

どんな症状でも薬が効いている時はいいのですが、その効果が切れてくると、またそれを持続するために、薬が必要になってきます。

だから薬をやめられなくなってしまうのです。

なぜなら、ずっと、ずっと薬に頼り続けることでしか、その症状から、抜け出すことができないからです。

薬は長く飲み続けると、どうしても常習化してしまって、自分でやめようと思っても、体の症状を抑えるためにやめることすらできなくなってしまう。

そこが、病院の薬の大きな弱点であり、落とし穴ではないかと思います。

漢方薬はやめられる時が自然にやってくる

体質に合わせて漢方薬を飲み始めて、だんだんと自分の体に効果が表れているのがわかり始めると『私は漢方薬がなかったら、無理なんじゃないかな』と思われる方もいらっしゃいますが、体が元気になってきたら、その症状や状態に合わせた漢方薬っていうのは、必要ではなくなってきます。

体の方から、漢方薬をやめても何も症状が出なくなる状態になるので、無理して『漢方薬をやめないと…』と思わなくてもいずれ飲まなくなっても全く問題ない時がやってきます。

自然と手放せる時期がやってくるのが、漢方薬なのです。

うちに来られている患者さんも、体調が良くなってくると飲み忘れがチラホラ出てきますが、それが良いことだったりするわけです。

もちろん、治りきっていないのに飲み忘れはダメですが。

漢方薬は飲み続けても常習性はない

漢方薬の効果は、病院のお薬とは全然違っているため、やめたら、ひどい症状がすぐに現れるわけでもなく、飲み続けても常習性はないので、いつでもやめられますし、逆に飲み続けることで病気の予防にもつながります。

ただ、同じ漢方薬を飲み続ける場合は、その漢方薬が本当に今の自分の体質と症状に合っているかどうかは、とても大切なポイントとなります。

体に合っていない漢方薬を飲み続けることは、毒を飲み続けているのと同じようなもので、全く体に対してはよい影響を与えません。

ですので、漢方薬をしっかり選んで治療するということを基本として、飲み続けても安心な薬が存在するということを知っていただければと思います。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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