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PMS(月経前症候群)の漢方治療ってどんな風にするの?

PMS(月経前症候群)って女性にとっては、本当にやっかいなものです。

なんせ、毎月、毎月やってくるわけで・・・

なんとかしたいと思いますよね。

普通は、婦人科に行ったらいいのかなぁ。って考えたりします。

通常、PMSの治療をするとなったら、どんな治療方法があるのだろうと、ちょっと興味をもったのでググってみると、たくさんの婦人科のサイトが出てきました。

ある病院でのPMSの症状は、こんなふうに書かれていました。

(以下、ある病院のサイトより引用)

「月経の始まる3~10日前頃より神経が過敏・緊張状態となり、手足や顔面、お腹のむくみが出現し、体重増加、食欲亢進、抑うつ状態などの症状が出現します。これらの症状は、月経の開始とともに消失または軽減します。
症状は大きく分けると以下の4つのタイプに分類されます

1 不安、イライラする、怒りっぽくなる、手足のむくみ、疲れやすい、だるい、眠い、肌荒れ、にきび
2 下腹部の痛み、下腹部膨満感、乳房の張り・痛み、頭痛、めまい
3 食欲亢進(ストレスによりチョコレートなどを好む)
4 抑うつ状態、気分の落ち込み、憂うつ、悲しくなる、絶望感」(引用終わり)

これが病院の情報?あまりにいい加減でむちゃくちゃなので、びっくりしました。

PMS症状をタイプに分けてどうするの?

これを見て、PMS(月経前症候群)の症状を4つに分ける?って、どういうことかしら、と思ってしまいました。

女性の方なら、お分かりいただけるかと思うのですが、正直、4つに分ける意味がよくわかりません。

症状は、ひとそれぞれであって、ほとんどの女性が1〜4のどこかの症状だけでなく、1〜4にまたがっていろんな症状があるかと思います。

なのに、この病院では症状のタイプによって、治療が異なると書かれています。

逆に解釈したら、治療が異なるから、症状をタイプ別にしないといけないってことなのでしょうか。

漢方では、PMSの場合も『気血水、五臓六腑、虚実、寒熱、燥湿』という東洋医学の診断基準を使って、体質別(これは意味あるタイプ分けだと思います)に分けて、漢方薬を選びます。

それは、たくさん起こっているPMS症状の全体から、例えば、『気・血・水』のどこが原因で起こっているかに加え、その原因を起こしている割合(パーセンテージ)も考えて、判断します。

同じ症状でも原因は違うもの

頭痛といった一つの症状であっても、気と血の両方が原因であったり、だけの問題であったり、気と血に加えて、の問題で起こっているのかも知れません。

症状に応じて、治療をするのではなく、その症状を引き起こしている原因を見て、治療をするのが漢方です。

先ほどの病院の治療の一例では、上記の「3に当てはまる食欲亢進」の症状の場合、治療としては食事制限を行うとのことです。

それって「食べ過ぎだから、ダイエットしなさいっ」てことですよね。

もはや、PMSと関係ない…

それって、果たして治療と言えるのかな?って思いました。

また、「むくみや体重増加」の場合は、利尿剤を処方するそうです。

PMSでぐったりしているところに、利尿剤で体の水分をしぼり出すような治療は、女性の体にとって、適した治療と言えるのでしょうか?

正直、疑問に思います。

PMSというよりは、むくみという症状をみているだけですよね。

漢方なら、まずは体質全体をみてPMSを起こしている複数の原因を分析して、治療を行っていきますので、月日を重ねるごとにPMSの症状はなくなっていきます。

とてもしんどい月経前に、食事制限や水を絞り出すような、つらいことをしなくてもいいのです。

ぜひ、女性の体に優しい漢方で、PMSを改善してみませんか。

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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