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子供の喋り始めるのが遅いと心配する前にできることがあります

「この子はもう1歳を過ぎるのに、ほとんど何も言葉を発しないのです…」

「この子、もうすぐ2歳なのに、アーとかウーとかしか言わず、言葉らしいことを話さないのでとても心配なんです。」

というお悩みをお店でよく聞くことがあります。

子供の言葉の発達は、1歳くらいの時は準備期間であり、2歳以降、急速に成長をするそうです。

ですので、子供によっては個人差があるのは当然ですから、少しくらい言葉の発達の遅れは、そんなに気にすることはないと思います。

ただ、赤ちゃんはちゃんとした言葉は発することはできませんが、生後6ヶ月頃から言葉に似た発音をするようになります。

そして、この時期に親が話しかけることで、声を出せばコミュニケーションができるという流れを理解します。

そして、1歳になる前には言葉と言えるような『カタコト』を話すようになります。

私たちが日頃使っている言葉には、一定の決まった発音の形式があります。また、言葉にはそれぞれの意味があります。

それを、子供は周りの大人の言葉を何度も聞くことによって、学んでいきます。

言葉が遅いと悩んでらっしゃる子供さんでも、お母さんや周りの大人が話していることは理解できてるように見て取れます。

話さなくても言葉というものをしっかり学んでいて、ちゃんと準備はできているのです。

でも、自分から言葉を発しないというのは、なぜでしょう。

それは、きっと言葉を発したいという気持ちが子供の中から、なかなか湧き上がってこないからではないでしょうか。

言葉を発したら、楽しく感じたり、嬉しくなったりといった感情が起きるということを子供が知れば、言葉を話したくなってくるでしょう。

そのためには、子供にたくさんの言葉の刺激を与えてあげてほしいと思います。

もしかして、普段からご夫婦での会話があまりないなんてことはありませんか?

お父さんのお仕事が朝早く、夜も遅くて、子供が起きている時間に会話ができないという、ご家庭もあるかもしれません。

そういった場合は、お父さんがお休みの時には、子供さんを中心にご家族でたくさん会話をするように心掛けてみてほしいと思います。

お母さんも普段から分かりやすい短い言葉で、たくさん子供さんに話しかけてあげてください。

例えば、子供が車の絵を見て、「アーアー」などと声を発したとしたら、「クルマだね。」「かっこいいね。」「乗ってみたいね。」という感じで。

子供がよくわからない言葉を話したとしても、お母さんはそれに答えてあげて、会話の時間を子供さんと楽しむようにしてみてください。

言葉を発したら、お母さんが笑顔で言葉を返してあげると、子供は得意気に何やら、次々とお話してくれるはずです。

そうすると、言葉を発することが楽しさへと変わり、自分から話したくなって、だんだんと言葉の数が増えていくと思います。

子供は言葉が分かっていないから、言葉で言っても意味がないとは決して思わないでくださいね。

子供にとって、この1、2歳の時期が言葉を話す大事なスタート地点なのです。もしかしたら思春期には、親がどんなに話をしたくても嫌がって話なんてしてくれないかもしれません。(‐^▽^‐)

この時期に、いっぱいいっぱい親子の会話をしてあげることが子供のコミュニケーション能力の成長に役立ちます。

子供の目線に立って話をしないといけないので、戸惑うこともあるかと思いますが、一度試してみてくださいね。

私の場合は、とっさに簡単な言葉に変換するのが苦手で、あまりにも難しい言葉を子供にそのまんま話していたので、よく友達に「それは、子供には理解できないでしょ!」と言われてました。(≡^∇^≡)

まぁでも、子供に話しかけないよりは、ちょっとくらい変な言葉でもいっぱい話をしてあげる方がいいのではないでしょうか。

お役に立てれば嬉しいです!

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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