漢方専門まごころ漢方薬店

にきび(冷え症と頭痛とにきび)

【主な症状】
にきび、冷え症、頭痛、喉が乾く

【年齢・性別・お住まい】
女性、27歳、大阪府堺市

【病気の始まり】
7年前

【具体的なお悩み】
一人暮らしの時に一度、にきびはよくなったが、実家に帰ってきて又悪くなった。
体はだるく、疲れやすい。風邪をひくとなかなか治らない。昔から強い冷え性で年中、足が冷えている。

【証と漢方薬】
全体的に血の巡りがよくない部分からの悪い症状が多々みられる。まずは、血を巡らしていくことで、何かしらの変化が見られると考えた。それから気や水の問題があるのかを判断したい。にきびや冷え性の期間も長いので、場合によって、段階的な治療が必要になるかもしれない。

【服用14日後】
新しいにきびが出なくなってきた。喉の乾きもなくなってきた。

【服用3ヶ月後】
ほほの下のにきびはなくなってきたが、こめかみあたりに出てきた。
便は1週間に1回位便秘薬を使う事もあるとのこと。
のぼせなくなると同時に手足の冷えは例年よりマシになった。
漢方薬を飲み始めた頃よりは、喉が乾く感じが復活。

【次の処方への考え方】
喉の乾きを熱証ととらえ、便秘を解消することも考え合わせた漢方薬に変更して、お出しした。
喉の乾き、足の冷え、便秘をバランスよく調整するのに、細かな調整が必要な感じ。

【服用5ヶ月後】
頭痛、のぼせ、喉の渇きは治まった。便は排便のためにいろいろと意識して何かしていれば、ギリギリ出るといった感じ。
おしっこの回数は標準よりも、まだ多い。

【症状の変化と結果】
処方を変えていくごとに血の巡りだけでなく水の巡りが偏り、余分な熱を生み出していることも見えてきた。血の巡りと水の巡りの両方を調整するものに変え、便の調整も合わせて更に漢方薬を変更した結果、便が普通になり、便が良くなると共に古い残っていた、にきびも治り、化粧が普通にできる状態になった。