漢方専門まごころ漢方薬店

誰でも妊娠しやすい時期があります

漢方では、人の体も大自然の流れや自然界の動物と同じように考えられています。

大自然では、季節によって、天気の様子やおいしい食べ物があったり、四季折々の植物があります。

そして、人の体の中の調子も季節によって変わっていくので、四季、それぞれになりやすい病気があります。

季節ごとになりやすい病気

例えば、春の病の代表は、アトピーや蕁麻疹、花粉症などのアレルギー性の病気がひどくなりやすいです。

夏は、体の中の水分バランスを崩しやすくなり、下痢の症状や汗疹(あせも)などの湿疹や、体温調節がうまくいかないことが原因でなる夏風邪になりやすいです。

秋は、暑い夏から一気に寒い冬への準備段階の季節です。

空気は乾燥し、喘息がある人はひどくなります。

この時、アトピーなどのアレルギー体質の方は、春と同じように悪くなります。

また、夏に散々、冷たい水分をとって体を冷やしていたので、肌寒くなるころに、むくみや水が原因のめまいなどになりやすいです。、

冬は、寒さから身を守ろうしますが、元々、体を温めることが苦手なタイプの方には、体にとっては、とても厳しい季節になります。

体は体温を保とうと動きが鈍くなり、動きがにぶくなることによって、寒さも合わさった血や水の巡りも悪くなります。

こんなふうに、自然の巡りも病気も年間を通して、変わっていきます。

妊娠しやすい時期というのがあります

『妊娠』というのは、新しい命を一から作るという、大きなパワーとエネルギーが必要ですので、ご夫婦、お二人の体力に関係してきます。

暑い夏は、体力が低下しますので、男女とも妊娠のための力が弱くなる可能性が高くなります。

逆に寒い冬は、体が冷えやすく、普通に体を動かすにも余計なエネルギーが必要となります。

実は、一年を通してみると、気候的にバランスの良い、春と秋が体にとっては、最も妊娠しやすい時期となります。

特に春は、漢方医学から見ると、自然界では新芽が芽吹く季節ですので、人の体も同じように新しい命が生まれるきっかけとなる季節でもあります。

これは、漢方の本に書いてあるだけの話ではなくて、実際に、うちでの10年以上の不妊相談の結果からも明らかなことなのです。

毎年、春と秋に『妊娠しました!』という嬉しい報告をいただくことが多いのです。

季節に合わせたタイミングのはかり方も不妊治療!

1ヶ月単位のタイミングの取り方は、もちろん「排卵日に合わせて」という方法ですが、大きく年単位で妊娠のタイミングを捉えるなら、春と秋と考えられてはいかがでしょうか?

これから、「妊娠したい!」「赤ちゃんが欲しい!」と思われる方は、春、秋に備えて、お二人の体の調子を整えていってください。

また、「夏は毎年、夏バテになる、夏風邪をひいてしまう」

冬は毎年、「冷えがひどく、しもやけになったり、よくお腹をこわしてしまう」

など、毎年繰り返しているような体調のトラブルが気になる方は、是非、ご相談ください。

妊娠する前に、まずはお二人ともが元気な体にすることも忘れないで欲しいと思います。

いくら妊娠の可能性が高まる季節があるとはいえ、十分な体の準備ができていなければ、その季節のボーナスに参加すらできません。

人の体も自然の流れと共に生きています。

年間を通して、自分たちの体の調子も考えながら、妊娠しやすい時期にタイミングの取り方をご計画されるのも、一つではないかと思います。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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