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不妊治療 病院と漢方の治療は全く違う

不妊治療専門の病院での治療と漢方での治療の違いは何でしょうか?

それは、不妊の原因に対する考え方が大きく違います。

不妊治療の病院では、治療は何段階かに別れています。

(病院での不妊治療の段階)

☆第1段階
タイミング療法

☆第2段階
ホルモン療法

☆第3段階
人工授精(AIH)

☆第4段階
体外受精(IVF)

この方法は、全国どの病院に行っても変わりません。

もし、病院で不妊治療を始めたら、まず、第1段階のタイミング療法として、エコーやら排卵検査薬で排卵日を調べ、排卵予定日っぽいからタイミングとってみたらと教えてくれるアドバイスをしれくれます。

せっかく、予約して受診したのに・・・

よく患者さんが言っておられることは、「この日が排卵日だと思うので、受診に来てください」と指定されて、その日に予約を取って診察に行ったのに、「まだ排卵してませんね、二日後にもう一度来てください」なんてこともあったり。

それより最悪なのは、『もう、排卵してますね』とすでに排卵が終わってしまっていたなんてこともあるようです。

そうなったら、1ヶ月に一度のせっかくの排卵のチャンスを逃しかねません。

なぜ、病院でも排卵の日をちゃんと限定できないかと言うと、人は全員、排卵のリズムが違うのです。

病院は、平均的な日数を単純にあてはめますが、それに毎回、毎回、ぴったり合うはずがないのが人間です。

タイミング療法だけで終わることは、まれで、不妊の標準治療としては、第2段階のホルモン治療となります。

西洋医学では、不妊の原因は、ホルモンの問題だけかのように扱い、あなたのホルモンを強制的に変えようとホルモンを薬か注射で補う治療をします。

この考え方が、漢方と大きく違う点です。

漢方では、不妊症を『ホルモンの問題』だけと単純な理由で、治療はしません。

もちろん、ホルモンの問題がある方も、いらっしゃるかもしれませんが、不妊で悩んでおられる方全員が、ホルモンの量が問題というわけではありませんから。

ですが、病院の第2段階の治療法は、そのホルモンの量を増やすことに1点集中です。

ホルモン補充が唯一の治療方法

はじめは、スタンダードに排卵誘発剤(セキソビット、セロフェン、クロミッドなど)の服用から始め、黄体ホルモンが足りないと思えば、黄体ホルモン剤(ルトラール、プラノバールなどを服用してもらい、「どっちのホルモンの量が足りないのかわからない」となれば混合ピル(ソフィアなど)を服用してもらいます。

病院ですすめられるホルモン剤は、当たり前ですが、ホルモンのような作用であって、実際人間の身体でつくられる自然のホルモンではありません。

あくまでも、人工ホルモンです。理論上では、うまく作用するはずですが、現実ではどうかなんて誰もわかりません。補充したとしても、妊娠につながらないことがあっても全く不思議ではありません。

ホルモンの量が足りない以外の原因として、漢方医学的にはいくつも考えられるのです。

漢方的不妊の原因は一つじゃない

ホルモンをつくる力が弱いだけであったり、それをうまく使うことができなかったり、平均的月経のリズムと大幅に違っていたり、ホルモンの問題以外に睡眠の問題であったり、精神的な問題、体力的な問題と、人それぞれですね。

病院では、ホルモンの量を増やすことに1点集中しますので、ホルモン療法で結果が出なかった場合は、苦し紛れに当帰芍薬散や温経湯などの漢方薬を「自然のお薬でホルモンを増やしてくれる」といったような全く漢方をわかっていないトンチンカンな説明で処方される場合もあります。

それなら、はじめから漢方薬を処方していればいいわけであって、後だしジャンケンは必要ありませんよね。

こんなのは、漢方治療ではありません。人工ホルモン剤を漢方薬にすり替えているだけで、問診も取らないような、間違った方法は漢方治療ではありませんので、ご注意を!

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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