漢方専門まごころ漢方薬店

なつめ(棗)が体に良いわけ!

最近、棗(なつめ)が、よくテレビで宣伝されるせいか、定期的に売れているというお話を聞きました。

日本で手に入るのは、中華料理や韓国料理で使われる乾燥なつめがほとんどですね。

中国では、秋の果物として食用にされていて、「1日に3個のなつめを食べれば、生涯若く見える」ということわざがあるくらいです。

人気なのは、「若く見える!」というところでしょうか。(‐^▽^‐)

カリウム、カルシウムなどのミネラルも含まれており、ビタミンCの含有量もかなり豊富な果実ですので、美肌にも良いのではないでしょうか。

なつめ(棗)は漢方薬の処方の中にもよく入っています。

漢方薬では、『大棗(たいそう)』と言います。

有名な漢方薬ですと、「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」や「葛根湯(かっこんとう)」の中に入っています。

漢方的には、胃腸などの機能を丈夫にし、元気をつけます。

更に血を増やすよう促進し、精神を安定させる効能があります。

ナツメは、気(き)と血(けつ)を補うためには、欠かせないものです。

体質的には、「気血両虚(きけつりょうきよ)」と言って、精神的に元気がなく、血も少ないという方にはベストな生薬です。

胃腸が弱く、貧血気味の方には喜ばれる食材ですね。

また、全身冷えている方にもお勧めです。

他にも、最近の研究からわかってきたのは、免疫力の向上作用や抗アレルギー作用もあるそうです。

子供さんやお年寄りの方、妊婦さん、基本は、どんな方でも食べても安心ですので、お料理の中に入れるのも良いですね。

煮出したものを飲むのも甘酸っぱくて美味しく飲めます。

毎日、少しずつ取り入れると元気になるかもしれません。

ただし、もともと熱っぽくなりやすかったり、のぼせやすい人など、不要な熱がこもりやすいタイプは、ナツメは最初は、調子がいいですが、だんだんと余分な熱による症状が増えてきます。

また、お腹が張りやすくなるので、もともと消化が悪く、いつもお腹が張って痛みのある方や便秘の症状がある場合は控えるようにしてくださいね。

なつめが体に良いと言っても、食べ物の力だけではやはり体質を改善するところまでは、なかなか難しいところではありますので、本格的な体質改善をと思われる方は漢方薬をおすすめします!

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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