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お母さんのおやつと子供のおやつは違うものを!

お母さんのおやつは、忙しい合間にホッとできるひとときのお供と思うので目で見て楽しいものであったり、甘くて美味しいものを選ぶことが多いと思います。

目的はお腹いっぱいにすることではなく、気持ちのリフレッシュと、少しのエネルギー補給ですよね。

私の場合、コーヒーと洋菓子であったり、美味しい和菓子と煎茶などの組み合わせが最高に嬉しいおやつです。

それを楽しみに毎日、頑張っているようなところもあります。

ついつい子供にも、自分が好むようなクッキー、ケーキ、ドーナツ、チョコレートを一緒に食べさせようと思ってしまいます。

だって、こんなに美味しいのですから、子供も喜ぶはずです。

でも、子供にとって本来のおやつはそうではないのです。

子供は気持ちのリフレッシュのためにおやつを食べません。

どちらかという遊び感覚でお友達と駄菓子屋さんに行ったりします。

スーパーのお菓子コーナーに、玩具菓子が並ぶのは子供が甘いものを欲してるだけではなく、遊びを常に求めているからだと思います。

普段、子供のおやつに何を買おうかと悩んでいます。

スーパーに買い物に行って、袋菓子や、箱のお菓子の裏の表示を見ると、カラメル色素やタンパク加水分解物、甘味料などたくさんの添加物が入ったお菓子ばかりで、「これなら、おやつに大丈夫!」と思うようなお菓子はほとんどありません。

そして、だいたい、いつも同じ銘柄のお菓子を買うことになります。

ポテトチップスでさえも、いろんな味のものがたくさんありますが、どれも、ものすごい数の添加物が裏に表示されています。

ギリギリ買えるのが、うす塩味なのです。

コンソメ味を食べたことがないうちの子は、ある時イベントで頂いたコンソメ味のポテトチップスを食べて、その美味しさにビックリ。

その後コンソメ味を買って欲しいと言われましたが、「塩味以外は買わない。」とキッパリ言うと、それ以上欲しいと、今のところ言ってこないので助かってます(笑)

実は、子供達のおやつの役割というのは、食事と同じ意味を持ちます。

子供の胃袋は大人より小さいため、一度にたくさんの量を食べて消化することが難しくなります。

子供の成長や運動量に合わせると一日、3回の食事だけでは足りません。そこで、おやつタイムは、4回目の食事と考え、しっかりとエネルギー補給できるようなものを食べた方がいいのです。

簡単に作れる食事と言えば、『おにぎり』です。おにぎりは食べても肥満になりにくいです。

これを、鶏の唐揚げ、フランクフルトにしてしまうと油脂を取りすぎてしまいますし、栄養のバランスもよくありません。

おにぎりなら、食事を作る程大変ではないですし、とても簡単で添加物も一切入っていないので何より安心です。

間違ってもコンビニやスーパーで買ったおにぎりで済ませないようにしたいものですね。

うちの子なんかは大きな海苔で巻いたおにぎりは喜んで食べます。

子供が喜んで食べてくれる工夫は少し必要かもしれませんね。

おにぎりと一緒にお茶やお水を飲むようにすれば、本当に健康的なおやつです。

例えばですが、おにぎりを食べたあとのお楽しみとして甘い飴やチョコレートなどを食べるようにすれば、甘いお菓子ばかりをお腹いっぱい食べる心配が減りますよね。

スナック菓子だと、お茶やお水よりジュースのほうがどうしても欲しくなってしまいますので、手頃なおやつがない時は、おにぎりを用意してあげるのもいいかもしれません。

さすがに子供も、おにぎりを出してお茶をすすめればジュースを我慢してお茶のほうを飲むのではないでしょうか。

私たち、大人は3時のおやつにおにぎりを食べたら、お腹が重くて次の仕事ができなくなってしまいます。

徹夜ばりで夜中遅くまで仕事する時なら、お夜食におにぎりを食べるとちょうどいいかも知れませんが。

でも子供は、おにぎりの一つや二つ食べても、すぐに走り回れるのです。

最近は、健康志向のお母さんだと、お店で売っているお菓子にはたくさんの添加物が入っていたり、どんな材料を使っているか不明のため、ご自分で有機小麦などの安心な材料を選んでお菓子を手作りされる方もいらっしゃると思います。

クッキーやケーキなどは、ほんのたまに食べることはいいかもしれませんが、こういったお菓子は甘いのが基本です。

普段から子供に甘いお菓子を食べさせることはさきほどの子供のおやつとしての目的から離れてしまいます。

また、甘いということは、相当な量の砂糖が入っているわけで、それを子供の頃から毎日のように食べる習慣があると、将来それが普通となってしまいます。

子供の時は砂糖を多少たくさん摂っても、日々の運動量が多いため問題ないのですが、大人になるにつれ運動量が減り、なおかつ成長も止まり、代謝も遅くなっていくようになると甘いものは、体に悪影響となってしまいます。

甘い物は、美味しくて好きであっても、毎日たくさん食べるようなものではないという習慣は子供の頃に自然に教えてあげるようにしたいものですね。

甘い物の落とし穴は、アルコールやたばこと同じようにストレス発散になりますので、習慣化してしまいやすいのです。

子供さんの毎日のおやつを、甘い物(菓子パンなど)やスナック菓子ばかりではなく、何日かに一度は『おにぎり』にしてみるのはいかがでしょうか。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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