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「女性のオス化!」ってどういうこと?

最近、テレビや雑誌で取り上げられる「女性のオス化」という言葉にビックリしています。

それが、結構な割合でいるということが私には信じられません。

まだまだ若い女性タレントさんでも「ヒゲが生えてきたの!」とテレビなんかでカミングアウトしているのも「ほんとに!!」とちょっと信じがたいものがあります。

普段、自分の子供を通して、幼児、小学生の男女を見ていると、女の子はとても女の子らしいしぐさや行動をします。

全く男の子とは好みも異なります。

明らかに女の子の方が、男の子よりおとなしく、大人っぽくてしっかりしています。

そんな様子から、女性ホルモンも何も関係ない時点でも、女は女らしさを持ち合わせているのを感じるわけです。

時代と共に、昔より男女とも男だから、女だからという枠?のようなものはほとんどなく、個人のライフスタイルはそれぞれ自由に、多種多様な形になってきたのは確かです。

いろんなタイプの方が増えるのは、ある意味、普通のことかも知れません。

でも、「女性のオス化」で片付けてしまうのは、ちょっと違うんじゃないかと個人的に思います。

私も会社勤めをしていた頃は、もちろん、男性社会についていくため、行動をまわりの男性と同じ様にしなければいけませんでした。

やはり、そうなると、定時で帰れるわけでもなく、毎日の食事がだんだんと適当になっていきます。

週に1回はとなりのラーメン屋さんで済ましちゃうのが当たり前に。

そして、仕事優先になって、やらなければと思っていた身の回りのことがだんだんと面倒になっていくのは、ある意味しょうがないことかもしれません。

そして、気がつけば、自分にも世間で言われるオス化の傾向が…ってことになっていくのかしれません。

閉経後は女性であってもヒゲが生えてくることはめずらしくありません。

これは、昔から何も変わっていません。

女性ホルモンの減少が一番の原因です。

この反対で、驚くようなこともありました。

漢方を飲んでおられて、だんだんと元気になって来られた女性は、何年も前に更年期を経て、閉経したはずなのに、ある時、月経が来た事があります。

健康になれば、高齢でも女性ホルモンも活性化するのです。

それが、まだ若いのにヒゲが生えてくるというのは、単なる「オス化」ではなく、女性である身体が不調を訴えているシグナルではないかと思います。

「わたしは女性なのに、なんだか身体がおかしいんです。なんとか元に戻して!」と身体が言っているのではないでしょうか。

『オス化』ではなく、現在の生活が、単に健康を保てなくなっているだけではないかと。

女性ルールでは、すごせない生活を強いられる中で、自分が気づかない間に身体自身は悲鳴をあげているんだと思います。

人の身体は、本当に良くできています。

例えば、食べ過ぎて、胃の調子が悪くなったら、口元や口の中に出来物ができて、物が食べづらくなります。

もし、ヒゲが生えてきたら、本当に今のライフスタイルに無理し過ぎていないだろうかと、ふと考えてみてほしい。と思います。

「思い当たるところはありませんか?」

本来の女性らしさ(女性である身体)を守るために、ヒゲが生えてくるという反応を身体がわざと起こしているように私には思えてなりません。

病気になる前に体が、教えてくれているんだと思います。

これは、男性でも同じことが起こる場合があると思います。

睡眠不足であったり、家でちゃんとした食事がどうしてもできないことが続くと「メス化」ではなく、ある日突然、過度な仕事をこなす中で、病気になってしまうかもしれません。

女性の男性化現象は、体からの大きなSOSのサインではないでしょうか。

「オス化」として片付けてしまわないで、自分の体を労ってあげましょう。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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