漢方専門まごころ漢方薬店

漢方薬は生後何ヶ月から飲めるの?

通常は赤ちゃんから漢方薬を飲むってことはあんまりないと思いますが、うちで漢方薬を飲んでいらっしゃる患者さんから、『赤ちゃんなら、いつから漢方薬を飲ませてもいいのですか?』と聞かれるんだ事がよくあります。

漢方薬は自然のものですが、とはいえ、漢方薬の中には毒薬にもなるものもあるので、実際は、何歳から飲んでもよいのでしょうか?

うちの子が漢方薬を最初に飲んだ歳は?

例えば、うちの子を例にしますと、生後8カ月頃です。

うちでは、下痢や風邪になったら、病院の薬でなく、普通に漢方薬を飲ませていました。

なぜ、8カ月かと言いますと、ちょうどその頃から離乳食を始めたからです。

離乳食が可能ということは、消化器系統が発達してきたということですので。

赤ちゃんは漢方薬を飲めるのか?

赤ちゃんですので、お白湯でといて、ほんのひと舐め程度の量ですが、味はもちろん漢方の味です。

うちの子が、初めて漢方を口にしたときの顔といったら!

まあ〜、おもしろい顔でした。

ほんとにマズかったんでしょうね。

今となると、写真でも撮っとけばよかったなぁ。と思います。

最近、うちの子に「漢方は好き、嫌い?どっち?」とたずねると、「普通〜」となんともしょうもない返事が返ってきました。

なんでかと理由をしつこくたずねると、「マズいから嫌いやけど、でも(病気が)治るから…普通やねん」との答え。

子供の価値観から言ってプラマイゼロってことみたいですね。

漢方薬はマズいから効く!

でもですね、この味のマズさが体に効くんですね。

実は漢方薬に味がなかったら、効果がなくなっちゃうのです。

漢方薬には苦いだけでなく、『いろいろな味』があって、その味の性質が効果と結びついていたりするのです。

正に漢方薬はマズいから効くのです!

中には甘い漢方薬もあります!

漢方薬は苦い味ばかりだけでなく、甘くて口当たりのいいものもあります。

小建中湯なんて、甘〜い飴(アメ)入りの漢方薬です。

大人の人には嬉しい、お酒と一緒に飲むっていう処方もあるんです。

でも、こればっかりは、その味がいいと指定されても、漢方薬は、味の好みでなく、その時の病気や体質次第になります!

でも、飲んでみるとわかるのですが、漢方薬は病院の薬のお薬の味と違って美味しく感じる部分もあったりするので、思わず味わってしまうところがあるんですね。

それで、味わい過ぎて「あっ、にがっ! まずっ!」ってなってしまうんですよね。

まぁ、美味しくない野菜がいくつか入った野菜ジュースのような味かもしれませんね。

野菜嫌いの方は、もしかしたら漢方薬の味が苦手かもしれませんね。

漢方薬はほとんどが、植物の葉っぱや根っこなどです。

野菜と同じですね。

漢方で治療をしていて漢方薬が飲めるようになってきたら、今まで嫌いだった野菜が美味しく感じて野菜も食べれるようになるかもしれません。

そうなったら、一石二鳥ですね!

一般的な漢方ルールでは生後6ヶ月くらいから飲めます。

6ヶ月〜8ヶ月くらいから飲めると考えてもらえばいいと思います。

ただし、こどもと言えども、漢方薬は体質に合わせて選びます。

例えば、ほとんどのお医者さんは体質を分析できません。

そして、こどもは漢方薬の良いも悪いも影響を受けやすいので、体質を分析できない先生の漢方薬は飲まない方が無難です。

副作用の危険もありますので。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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