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更年期障害になったら

更年期は、女性であれば誰でも必ず訪れます。

更年期とは、閉経する前後の10年間を指します。

この時にめまいやホットフラッシュ、イライラして、やる気もなんだか起きないなど、人によっていろんな症状が出るのが更年期障害です。

ひどくなると、不眠やうつにまでなることもあります。

病院で更年期障害と診断されると、治療として代表的なのはホルモン補充療法です。

急激に減る女性ホルモン(エストロゲン)を薬や注射によって体内に補充するのです。

私はこの治療に疑問があります。

元々、20代なかばから女性ホルモンは年齢と共に減少し、更年期で一気に減ってしまうのです。

更年期の時期は人それぞれです。

年齢の幅でいったら10年くらいは余裕にあります。

なのに、『それぞれの人の体内でどれくらいのホルモンバランスがちょうどいいのか?』

そういった個人差がわからないのに、みんな似たような量のホルモンを補充するわけです。

それって、同じ年齢であれば。女性ホルモンの量って同じなのでしょうか?

補充するエストロゲンの量はどうやって割り出すのか?

基準や平均に合わせることが治療になるのか?

また、エストロゲンを補充した場合、減っていたホルモンが増えたら、他の女性ホルモンとのバランスは一体どうなるのか?

とにかくエストロゲンを、増やせば問題解決になるのか?

もし、エストロゲンの量を増やし過ぎた場合には、他に違う症状は出てこないのか?

他の女性ホルモンも同じ様に増やせばいいのか?

???の疑問だらけです。

女性ホルモンはエストロゲンだけではないのです。エストロゲンが増えたから問題がなくなるのではなく、他のホルモンとのバランスが最も大事で、体の中で複数の女性ホルモンが、その人独自のバランスを保つことによって身体の症状が良くなることにつながると思います。

このホルモン補充療法は、日本ではまだ一般的な更年期障害の治療法とはなっていませんが、欧米では、すでに15年~20年もの実績があり、海外では常識化しつつあります。

もっとも普及率の高いオーストラリアでは56%、欧米では30~40%の高い普及となっていますが、日本では1.7%の普及率となっています。

欧米では更年期障害のスタンダードな治療法となっていますが、日本ではこれから普及されつつあります。

ホルモン補充療法の副作用の一つに乳がん発症の危険性があると言われています。

エストロゲンは、更年期障害や骨がもろくなる骨粗鬆症の治療にもよく使われます。

こうしたホルモン補充療法を5年以上受け続けると、乳がんを発症することがあるとのこと。

乳がん発症率は、欧米では8〜9人に1人で、日本は50人に1人とかなり少ないのです。

日本の乳がんの発症率が欧米よりかなり低いのは、もしかしたらホルモン補充療法の普及率と比例しているのかもしれないですね。

漢方では、単純にエストロゲンを自然の漢方薬から補充するといったものではありません。

女性ホルモン全体のバランスを全身の調整を行うことによって行います。

副作用の心配はありません。

更年期障害は、なった人にしかわからない辛いものです。

1人で悩み過ぎないで、気軽に相談してくださいね。早く辛い症状を緩和して、いつものご自分を取り戻してください。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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