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基礎体温表で不安にならないで

不妊治療において一番最初にする事と言えば、基礎体温表をつけることですよね。

もちろん、高温期・低温期と2層にキレイに分かれた基礎体温表になれれば一番いいのですが、そんな方はそんなにたくさんはいらっしゃらないでしょうし、まず基礎体温表がキレイだからって、身体の症状でなんの悩みもない。って方ばかりではないのです。

キレイに2層に分かれた基礎体温表でも、なかなか赤ちゃんができない方がいらっしゃるのも事実ですし、ガタガタの基礎体温表であっても妊娠することもあります。

基礎体温が36度台を割っていても、妊娠される方もいらっしゃいます。

病院では、個人差を全く考えませんので、平均や標準から外れると、まるで、病気かのように扱われますが、実は、月経周期や基礎体温の形は、個人差がありますので、標準と違っているからといって、ダメというわけではありません。

とは言っても、

「高温期の期間が短か過ぎるのではないか?」とか、

「先月より、体温が下がっている・・・」とか。

真剣に毎日、毎日、基礎体温表をつけているからこそ、気になって仕方がない時もあります。

私も基礎体温表を付けていて、なかなか妊娠出来ないので基礎体温を計るのが嫌になった時があります。

そんなときは思い切ってつけるのをやめてみました。

もともと、私の基礎体温表はガタガタでした。

自分の体質に合った漢方薬を飲み出して、基礎体温表はキレイに2層に分かれ、有頂天になっていました。

こんなにキレイになったんだから、すぐに妊娠しそう!

でも、現実はうんともすんともいきません。

「こんなにちゃんと2層になっているのに、何で?」と。

基礎体温表を付けるのをやめると、なんだか気分が吹っ切れて、自分を追い詰めなくなるので、意外といい結果になるかも場合もあります。

思い詰めて自分を見失なってしまうと、余計にゴールが遠のいてしまいます。

再び、冷静に自分の基礎体温表を見れるようになれることが大切ではないかなと思います。(そうは言っても、なかなか難しいことですが・・・)

基礎体温表は、自分の体調の変化をわかりやすくしてくれるものであって、くれぐれもそれによって気分を上げ下げしないようにしてくださいね。

せっかく目標に向かって毎日つけているものに、逆に足を引っ張られていたら意味がないですから。

基礎体温表がすべてではなくて、あくまでも数ある不妊度合いを調べる情報の中の一つのバロメータという位置づけで考えましょう。

基礎体温表がベストを示している時が、必ずしも妊娠できる時とイコールではありません。

良いも、悪いも、所詮、1つの検査データにすぎないので、「気にしない」ということが、妊娠につながることもあります。

単純な式では生命の誕生は表せないのかも知れません。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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